日光、行ってきました。
自分としては片道100km以上のツーリングは初めてで(車では何度もあるけど)、バイクや体力的にどうかなという目安になる丁度良い距離だと思い、行ってまいりました。
なぜ日光かと。
別に日光は初めての土地では無く、私の父母といっしょに電車や車でよく訪れていました。
たまたま本屋でバイク雑誌を立ち読みしてたら、枻出版の「培倶人」2006年9月号に"夏の日光"と題して特集してました。 その記事に鱒寿司という中禅寺湖で捕れた鱒を使った寿司がとてもおいしいとのこと。しかもそれは駅弁No.1に輝いたこともある一品。
ちょっと食べてみたい気になってきて、最近、体調も悪かったし、距離もそんなに遠くないので、気分転換に行ってみようということになりました。
朝5時半起き、6時スタートで、遅くても10時位に到着し、鱒寿司買ったら中禅寺湖で食べるという目安で出発。
国道16号に合流してまず驚いた。エラく渋滞。平日並み。
夏休みの土曜日はこんな朝から渋滞してるのか・・・とガックリきましたが、仕方ないのでトロトロと渋滞の列に紛れて走ることに。
東名横浜町田I.Cから東京方面は問題無し。100km/h走行で、7時前には環八に下りることができた。今回はETCカード持参なので通行料金支払いもスムーズ。
で、環八外回り。東名下りたところから渋滞。これまた仕方なく、渋滞の列に紛れてトロトロと20km/h前後で走ることに。朝の7時台なのにメチャクチャ暑く、他の車に囲まれて更に暑く、グースのエンジンからもモワっとくる熱で、きっと体感温度は40℃以上。
どの位の時間を走ったか憶えて無いけど、杉並区に入り口がある井荻トンネルに入ったところで、長い一日が始まりました。
忘れもしない、トンネル入り口から370m。渋滞で止まっていたところで突然のエンジンストップ。あれっと思い、スタートボタンを押すがエンジンが掛からず。何度やってもダメ。セルは回っているけど、火がつかない様子。渋滞中で止まっていたがトンネル内ということもあり、かなり焦ってくる。前の車が動き出し、周りを見渡したら、丁度良く安全地帯があったのでそこまでバイクにまたぎながら押し歩く。
安全地帯に移動後、何回かスタートボタンを押してもやっぱりエンジンが掛からないので、エンジンを見てみようと、サイドスタンドを掛けた"つもり"になってバイクから降りたら、グラっと傾いて立ちゴケ。
体はバイクに挟まれなかったから良かったものの、もうパニック状態。
とりあえずバイクを起こして、倒れた側の状態を確認するがトンネル内なので暗くてよくわからず。左のグリップを握った時にレバーも握れたから、アレ?と思いよく見ると、クラッチレバーがグニャリと曲がっている(クラッチを切る側の方に)・・・。
ギアはニュートラルだったので再度スタートボタンを押したら、今度は掛かった。良かったーと思い、とりあえずトンネルから脱出しようとするが、この曲がったクラッチレバーでは走ることができない。まさかこの長い井荻トンネルを押して歩く勇気は全く無いので、ケータイで保険会社へ連絡してレッカーしてもらうかと、ケータイを見ると「圏外」。
とほほ・・・。
非常口を探してやっとの思いで外へ出て、保険会社へ連絡し、近くのレッドバロン練馬店までレッカーを依頼する。
たしかこの時の時間は9時前ぐらいだったと思う。体中に汗がダラダラで、何故だか声もガラガラ。ふと左手を見ると血だらけになっていて、エラくビックリした。立ちゴケしたときに、怪我をした模様。
血だらけの左手を水で洗いたいのと、喉がカラカラだったので何か飲み物をとコンビニを探すが見当たらず、近くの自販機で水を買おうとする。財布の中には細かいお金は無く、お札のみ。しかも今日に限って1万円札が1枚のみ。
とことんツイていない・・・。
待つこと40分程度、レッカー車到着。バイク積み込みも難作業では無く、作業の間は助手席で涼ませてもらいました。
そして、レッドバロン練馬店に着き、事情を説明。まだ開店前なのでミーティングが済み次第、作業に取り掛かるとのこと。
消毒液を貸してもらい、やっとのこと1本50円のサイダーを一気飲みする。とりあえず生き返った気がした。 作業は1時間程度で終了。クラッチレバーは在庫があったので交換してもらう。
問題のエンジンストップは、今は全く問題無くエンジンが掛かり、好調とのこと。エンジンのバラしての点検も良いが、今のところ好調なので、バラして作業代が掛かるよりかは、このままで良いのではと言われた。
確かに問題無くエンジンは掛かる。購入したレッドバロン町田店での納車時の点検記録も取り寄せて、エンジン不調によるの調整作業はしていないことからの判断だが、とりあえず町田店の工場長(グース納車時に点検を担当)と電話で話をしたら「もしかしたらオーバーヒートかも」という答えが。
確かにグースは空冷エンジン。冷却デバイスが無い(オイルクーラーはあるが)ので、走って冷やすしかない。このとんでもない暑さと渋滞でトロトロ走っていれば、やっぱりオーバーヒートかと。
行き先方面に実家(東京)があるので、日光は諦めて実家に帰るという手もあるので、クラッチレバー代1,300円(工賃込み)を支払い、町田店の工場長からまたエンジンが止まったら電話してくれとのことなので、出発、練馬店を後にする。
その後、環八は30~40km/hで走ることができ、エンジンも問題無かったので、そのまま都内を抜けて日光へ行くことにし、国道122号を北上する。
そして荒川を渡り、しばらくしたらまた渋滞。ちょっとやな感じだなぁとそのままトロトロと走り続け、鳩ヶ谷市あたりでまたエンジンストップ。
不安が見事に的中。
すぐさま町田店の工場長へ電話し、エンジンがまた止まったことを伝える。15分程度話しているときにスタートボタンを押すとエンジンが掛かったので、122号沿いにレッドバロン川口南店を紹介してもらい、そこまで自走する。
川口南店に持ち込み、話は聞いてるのですぐに点検しますとのことで、待合室で待つことに。この時の時間はお昼の1時近かった。
1時間程度待ったところで作業が終わり、一通り点検してくれた。問題が無いので、やっぱりオーバーヒートが原因ではないかとの事。
点検内容は
排気ガステスターで点検し、排気ガス問題無し。プラグ問題無し。そのままアイドリング状態で20分経ったところでエンジンストップ。その時のプラグ問題無し。再始動できるが、吹け上がり悪く、アクセルを開けるとエンジンストップする、との事。
この作業代はいくらか?と聞くと町田店で持つので支払いはいいですよ、だそうで。 町田店のみなさーん、ありがとー!(練馬店の工場長さんと川口南店の工場長さんもありがとー!)
さて、日光はどうするか。実家も近いので、あきらめて帰るか。この時の時間は既に14時を少し回ったところ。これから行くには時間もビミョーだな・・・。
だけど、きっと行かなかったら、行けばよかったなんて思い始め、週明けの月曜日はきっと嫌な気分になるんだろうな。
やっぱり鱒寿司食べたいし、行きますか。
つーことで急いで行きました。幸い東北道は渋滞も無く、佐野P.Aで休憩したくらいでそのまま宇都宮IC→日光宇都宮道路を走り、鱒寿司が売っている現地、東武日光駅に着いたのは、16時40分。
時間帯から言って、観光客の帰りの弁当を買う時間かと思い、売り切れては困るとグースを止めて、ダッシュで売店へ。
「鱒寿司、ありますかぁ!」
「え、ありますよ・・・。」 売店のおばちゃんはあっけに取られたらしいが、とりあえず念願の鱒寿司を購入!
じゃあ、せっかくなんでデジカメで写真を1枚・・・と思い、ケースからデジカメを取り出し、電源を入れると
「なんじゃ、コリャ!」(ホントに叫んだ)
見事に液晶ディスプレイが割れていたよ・・・。
ヒップバックにデジカメを入れていたのだが、デジカメケースについているカラビナみたいな金具がケース越しに液晶ディスプレイを押し潰していたようだ。
今日はなんてツイて無い日なんだろう・・・。
とりあえず、シャッターは切れるので、なんとなくこんなカンジで写真を撮る事にする。
気を取り直して、鱒寿司。

ここまで来るのに、長かった・・・。
朝6時に出て、着いたのが午後5時前。11時間も掛かったか・・・。
次なる目標は「中禅寺湖で鱒寿司を食べる」なので、暗くならない内に中禅寺湖へれっつら・ごー!
いろは坂、バイクでは初めてです。もうピークを過ぎているので、1人寂しくゆっくりとくねくね登る。ゆっくりとは言え、おもしろいね。
途中、明智平で男体山を拝み、登りきったところで中禅寺湖に到着。標高が高いからか、そんなに暑くも無く、快適温度。
さて鱒寿司、食べますぞ。
結構ボリュームあるなぁ。だけど全部食べられるぞ。なんせ、出発から飲み物以外は食べてないんだから。
鱒が肉厚です。ちょっと私にはしょっぱいかなと思いましたが、このゆばを挟んだ酢飯と合ってます。
「うまい」の一言。
苦労して来た甲斐があったよ。
あっという間に食べてしまいました。ごちそうさまでした。
帰りは華厳の滝を見て、いろは坂を下り、改修工事の終わった神橋を写真に収めました。
本当なら、戦場ガ原や竜頭の滝あたりまで行きたかったのですが、時間があればね・・・。
道は日光宇都宮道路は使わず、国道119号、別名 日光杉並木街道を宇都宮IC方面へ。この119号、もう日が落ちていたので、杉の木を見ながら・・・なんてのは無く、ただただ街灯も無い、真っ暗な道を走って行きました。先が見えないので、結構怖かったです。
東北道に乗る前に、ガソリンを入れようと思い、宇都宮I.C近くのエネオスへ。その兄ちゃんが人が良いのかわからんが、レギュラー満タンって言ったにも拘らず「ハイオク、入れてみませんか?」と満面の笑みで言う。
「入れると何か変わってくるの?」と尋ねると、
「パワーが上がったり、燃費が良くなったりしますよ。ただお客さんの体感次第だと思いますがね。」
おいおい、それじゃ効果があるかわらんじゃないの!ただ、人がよさそうな兄ちゃんだったので、試しにエネオス ヴィーゴを入れてみました。
兄ちゃん曰く、「今はレギュラーと混ざっているので効果は出ないかもしれませんが、次にまた入れてくれれば、お客さんもエネオス ヴィーゴをすばらしさを体感できますよっ!」
お前、イチローかよ・・・(エネオスCMキャラクター)。
そんなこんなで東北道を南下。さすがに疲れてしまったので、各P.A・S.Aで休みながらゆっくりと帰りました。
ちなみに実家に着いたのは、夜の22時です。
初の長距離ツーリング(自分としては)にしては、良くも悪くも楽しかったですよ。
で、今回のツーリングで改めてわかったことは、
空冷エンジンは夏の渋滞に弱い(特に昼間)。
特にこの日は各地で35℃とか37℃とかの気温でめちゃくちゃ暑かったそうだ。→更に渋滞で周辺温度上昇。→まだ渋滞のスリ抜け走行は自信が無いので、渋滞の列に並ぶ。→エンジン温度上昇。→オーバーヒート。
自動車関係会社に勤めてるなら気が付けよ、と自分にツッコミを入れて実家に泊まりました。